2019.03.11 09:14「臨死なき臨死体験」者の感想(Y・I氏) 『臨死体験研究読本』を読んだという人から2003年7月下旬にお便りをいただきました。 ここではY・I氏とします。京都在住の70代の男性です。ご自身が「臨死なき臨死体験」をしたことがあるとのことでした。そういう体験を持つ人が、この本をどう読み、どう感じられたかが窺い知ることができ、興味深いものがあります。ご本人の承諾を得てすでに掲示板その他でも公表していますが、ここに再録します。 (個人情報にあたる部分などは一部省略してあります。)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「これこそ僕のいいたかったことだ!」『臨死体験研究読本』、夢中になって2日で読了しました。久し振りに、本当に久し振りに、本を読むことに熱中しました。有難うございました...
2019.03.11 00:53なぜ臨死体験に関心をもったのか?(頭文字Sさん) 本サイトは、『臨死体験・気功・瞑想』というサイトのコンテンツの半分ほどを移行して作成したものである。「Yahoo!ジオシティーズ」のサービス停止に伴い『臨死体験・気功・瞑想』も閲覧不能になるので取られた措置である。 さて、『臨死体験・気功・瞑想』にかつて存在した掲示板「談話室」に書き込みをして下さる一人に頭文字Sさんという方がいた。頭文字Sさんは、臨死体験への関心が非常に深く、臨死体験関係の本を多く読んでいた。肯定的な立場からの研究だけでなく、懐疑的な立場からの研究にも幅広い関心をもち、私もさまざまな情報をいただいたりしてきた。臨死体験という研究分野にきわめて感度のよいアンテナを張り、さまざまな情報をキャッチされて研究している姿勢に感銘を受けた。 ...
2019.03.11 00:33気・「もの」から「こころ」へ(Ⅱ) b5.様々なレベルの「気」 筆者自身が、「気」の質やレベルという問題に興味をもつようになったのは、医療気功で活躍するある気功師が主催する医療気功師養成のための講座(一週間合宿制)に参加したのがきっかけである。その気功師の放射する「気」を受けていると、多くの場合その「気」の波動に促されるようにして自然にからだが動き始める。いわゆる「自発功」である。その動きは、その人の病気を癒すためにもっとも適したものかもしれず、あるいはその人の心身の「しこり」を解くためにもっとも必要な動きなのかもしれない。個々の人によってかなりの差はあったが、合宿の3日目、4日目と経過するにしたがって次第に動きは大きくなり、さまざまな形で出るようになった。ときには激しい嗚咽や叫びを伴う...
2019.03.10 14:10気・「もの」から「こころ」へ(Ⅱ)a 気・「もの」から「こころ」へ(Ⅰ)では、「電気アレルギー」とよばれる人々が引き起こす驚くべき電磁気的な現象について語った。電気器具に触れるだけでそれを壊してしまったり、逆にはじき飛ばされたり、あるいは指先から閃光を発したりといった現象である。これらとかなり類似した現象は、一部の気功師たちも引き起こしており、「気」と電磁気的現象とが何かしらかかわりをもっていることを暗示している。今回は、「気」と電磁気とのかかわりをもう少し別の視点からさらに追及し、それと同時に気功師が発する「気」は、単なる電磁気的な現象としては捉えきれない様々なレベルに及んでいることを確認していこう。 1.皮膚の電気抵抗と「気」 周知のように中国医学では「気」の流...
2019.03.10 13:06気・「もの」から「こころ」へ(Ⅰ)b5.気功家の超能力 さて、こうした電気感受性人間の超能力やサイッキック能力に対して気功家の場合はどうであろうか。もちろん気功家の場合にも超能力やサイッキック能力を持つ例がかなり多く報告されている。よく知られているように中国では気功家の超能力のことを「特異功能」と呼び、国家の援助による研究も盛んとのことだ。したがって気功家の「特異功能」に関する報告にもこと欠かない。そのいくつかを紹介しよう。 「中国気功科学研究会」という国家機関の名誉理事である張恵民によると、浙江省の区漢栄と江波という二人の気功家は、相次いで重病にかかったが、気功の鍛練によって自分たちの病気を治したばかりでなく、ほかの人の病気を発見することもできるようになった。区漢栄は、患者の病気の部...
2019.03.09 08:41気・「もの」から「こころ」へ(Ⅰ)a 1.電気とそりの合わない人々 銀行に行けば必ず窓口の卓上コンピュータがおかしくなる。電気メーターに近づくだけで、そのメーターが急に速く回転しだす。スーパーマーケットに入って冷凍棚の近くを通れば、それだけでその冷凍装置が壊れてしまう。店ではたまらず彼女の出入りを禁止する。世の中には、こんなふうに電気機器とまったくそりの合わない人々が存在するらしい。 イギリスのサイエンス・ライターであり、オクスフォードで物理学を教えるマイケル・シャリスは『脱・電脳生活』(原題『ザ・エレクトリック・ショック・ブック』田中靖夫訳、工作舎)という本の中で、電気とうまく付き合えない「電気アレルギー」の人間たちの驚くべ...
2019.03.09 04:38『臨死体験研究読本』出版までの道のり■本は出るか…その遠く、けわしい道のり 臨死体験についての本を10年来書きためた原稿を世に出したいと出版社に働きかけ、苦労のすえ一度は出版社が決まったが、交渉がまとまらず、1年数ヵ月後に白紙に戻る。そして、インターネット上で多くの賛同を得られれば本になるという読者参加による出版化をめざしてドリームブッククラブで再挑戦、3年越しの夢がかなうまで。 最終的な署名は『臨死体験研究読本』(アルファポリス刊)となった。 ■30社に原稿を送ったが、反応なし 1999年の夏、 臨死体験についてこれまで書きとめていた原稿がある程度まとまったので、いよいよ出版社にはたらきかけてみようと思い立ちました。アマチュアの無名の人間の原稿を世に出してくれる出版社など、そんなに...
2019.03.01 06:34『呼吸による癒し』ラリー・ローゼンバーク(春秋社) 『呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想』の著者はハーバード大学などで社会心理学などを教えた博士で、クリシュナムルティ、ヴェーダンタ、禅、そしてヴィパッサナー瞑想を30年修行をしたという。この本は「出息入息に関する気づきの経」(アーナーパーナサティ・スートラ)に基づいて教えるという形をとっている。 あれこれ迷いなが瞑想している今の私にとっては、とてもとても参考になる本だ。本当にことこまかに親切に手取り足取り瞑想を教えてくれている。しかも、たんなるノウハウの本ではない。瞑想を説くことがそのまま深い深い求道の精神と説くことにつながっている。あるいは、瞑想の在り方を説くことが、そのまま生き方へ洞察に繋がっている。 瞑想に迷う時、何回か読むことになるだろう、...
2019.03.01 02:50Living Meditation Living Insight(Dr. Thynn Thynn)を読んでBuddhanetのE-BOOKSの中からこれを選んだのは、 日常生活から切り離された修行としてではなく、生活の一方法としてのマインドフルネスをしっかりと基礎付けようという志のあるものを助けるという目的で書かれたものだからだ。今の私には、いちばん必要なものかもしれない。 密度の濃い言葉の連続で、すべて訳して掲載して行きたいほどだ。現実には、そうもいかないので、とくに印象に残った文章を要約しながら訳して、感想があれば書き添えていくという方法をとった。 (※逐語訳ではなく、自分が読んで印象に残った部分を、原意をそこなわない程度に要約した部分あり) ◆ 「自らの自由を探求する心は、何よりもまず個人的な姿勢を超えた姿勢をとらなければならない。我々が個人的に...
2019.03.01 02:37The Art of Attention(Ven.Pannyavaro)を読んでこの本は、仏教関係のサイトとして中心的な役割を果たしている、Buddha Netの中に紹介されたEブックスの中から、ヴィパッサナー瞑想の上の日常的な修行に言及して論じているものということで選んで読んだ。あくまでも私の関心から興味深いと感じられたところを簡単に要約して紹介するものである。論旨を正確に要約するものではなく、印象に残った文章を、意訳したり短くしたりして紹介したものである。 【瞑想という注意の技術】◆ものの本性を洞察する智恵をもたらすのは、修練によって獲得された「瞑想的な注意」である。私たちはほとんどの場合、注意もせず焦点づけもなしに様々なことをし、すべてを表面的な経験にしてしまう。だからこそ私たちは、システマティックな方法にしたがっ...
2019.03.01 02:25修行と家族 ★ヴィパッサナー瞑想合宿 (5)このレポートは、これまで4回の瞑想合宿レポートを踏まえて書かれている。少なくとも、最初のレポートを読み、この合宿でどのように瞑想が行われているかを把握したうえで、このレポートを読んでいただければ幸いである。 ◆はじめに2005年8月12日(金)から21日(日)まで、グリーンヒル瞑想研究所の10日間瞑想合宿に参加した。5回目の参加となる。前回の合宿では、深い瞑想体験やサマーディを期待しながら、実際にはその期待を裏切られ、イメージが自己展開するようにして重要な洞察へと導かれた。今回は、前回にも増して豊かなイメージが展開し、さらに深い洞察が得られるのではないかと期待していたが、期待はまたまた裏切られた。しかし結末は、心に深く静かに沁みこんでくるものであった。...